エブリバディ・フェイマス!
「歌手を夢見る娘のために!ダメ親父、いま立ち上がる。」
家族想いだけどちょっと冴えないオヤジのジャン。歌手を目指している娘マルヴァの夢を叶えるために日々奮闘中だが、反抗期のマルヴァからは迷惑がられている。しかもコネもなければお金もない。そんな彼が考えた、前代未聞のデビュー大作戦。その行方はいかに・・・?
ストーリーの概略は頭に入れていたけど、まったく期待もせずに観たらこれが当たり!思わぬ拾いモノをしたというか、これは掘り出しモノの作品だ。マルヴァの歌の才能と成功を信じ、頑張るジャンだけど(モミアゲと口髭が繋がってるのは勘弁して(爆))、マルヴァはそんな彼の気持ちは露知らず、親の心子知らず、抜いて痛いのは親不知(って、おやぢギャグで申し訳ない(自爆))。オマケに働いてる工場が倒産、にっちもさっちも行かなくなった彼が偶然超人気歌手のデビーと遭遇、思わず彼女を誘拐しちゃって彼女の身柄と引き換えに彼が要求したことというのが、自分が作曲した曲でマルヴァをデビューさせるということ!このなんとも破天荒な要求からデビーのプロデューサー(この男が腹に一物抱えてるじょ〜って感じでイヤらしいんだけど、なんか憎めないんだよな〜)までも巻き込んで、話はどんどんエスカレート。この辺の展開がある意味ベタなんだけど笑える。デビューして成功するためにはプロデューサーと寝なきゃなんないの?って、日本も含めたショウビジネス界への皮肉も込められていたりして(笑)。
そんでもって、無事にCDデビューを果たしていよいよTV出演、このときにプロデューサーの目論見が明らかになるわけだけど、彼の思惑通りに事が運んだかどうかはともかく、デビーを監禁していたアジトにいるジャンとスタジオのマルヴァがTVカメラを通じて心を通わせる様子、そしてそんなジャンのためにマルヴァが心を込めてエモーショナルに歌い上げる"ラッキー・マヌエロ"には、観ているこちらも思わず心を動かされ、ウルウルしたりして。マルヴァはお世辞にも可愛いとは言い難いけど、それでも感情がこもった歌というのは、人の心を動かす力がある。モチロン、まず楽曲の質が高いという前提条件はあるけどね。
で、このマルヴァのTVデビューが成功して、ジャンも夢を叶えたからと投降、この物語にどういう決着をつけるのかと思ったら、そうきたか。悪く言っちゃうとご都合主義的で、「んなわけないじゃん!」ってツッコミを入れたくなったりもするんだけど、やっぱこのドラマにはこういうオチじゃなくちゃ!こういうお気楽に観られて、しかも笑いと涙のエンディングっていうのはあたしのツボだったりするんだな〜♪うん、いい作品でしたよ。