X-MEN

 「敵は強大 味方はわずか」
 アメリカで大人気のコミックの映画化。モチロン、原作のコミックなど読んでいないので(ってゆうか、そ〜ゆ〜コミック自体があることすら知りませんでした)、果たして楽しめるのかどうか一抹の不安があったのだが(なんたって、監督がブライアン・シンガーで、イアン・マッケランが出演しているから、という単純な理由で観たもんで、そ〜ぢゃなかったら、きっと観なかっただろうな)、一大エンターテインメント作品として十分楽しめた。
 人類の進化に伴って"突然変異"でミュータントが生まれる時代、人類との共存を望むプロフェッサーXによって組織された"X-メン"が、人類の抹殺を企むマグニートーの一味と壮絶なバトルを展開するという、ストーリーはいたって単純。
 しかし、登場するミュータントが特殊能力を持つが故の苦しみ、痛み、哀しみを負っているという設定が、キャラクターに人間味を与え、作品に奥行き、深みを出している。これがみな完全無欠の存在だったら、きっと超ツマラナイ作品になっていただろうな。「デッド・ゾーン」もそうだけど、結局あたしって"異能力者の哀しみ"というテーマが好きってことか。もっとも、ミュータントたちのバックグラウンドにもう少し言及してもらいたかったという気持ちもあるけど。でも、終わり方をみると、どうやら続編が作られそうな雰囲気。あと、イアン・マッケランの悪役ぶりっつうのも、「ゴールデンボーイ」でのインパクトの強さにはかなわないけど、なかなかのもの。
 それにしても、ブライアン・シンガー監督作品って、どんどんエンターテインメント性が高くなってくるね(笑)。

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X-MEN 2

 「世界を変えろ。」
 マグニートーとの激しい戦いを制したX-MEN。しかし、大統領が襲撃されたことをきっかけに反ミュータント運動が一気に呼び起こされる。その先頭に立ったのがマッド・サイエンティスト、ストライカー。彼はミュータントの絶滅を目論む。X-MENの本拠地であるエグゼビア・スクールを急襲され、プロフェッサーも囚われの身となってしまったウルヴァリンをはじめとするX-MENは、宿敵マグニートーと手を組みミュータントの未来を賭けた戦いに挑む・・・。
 前作から3年、さらにスケールアップして彼らが帰ってきた。新登場となるミュータントをはじめとして、彼らの能力をしっかり堪能できる。特に今回はセクシーな(笑)マグニートーとミスティークの活躍を楽しめたのがあたし的にはポイント高いかな(一時は手を組んでみせても、"仲間"になった訳ではないというラストが好き)。新登場のナイトクロウラーもアラン・カミング"らしい"感じだし。でも、サイクロップスの見せ場がほとんどないというのがね〜。リーダーなのに(悲)。
 そして、今回の相手は人間。だけど、根底に流れるテーマは変わらず"異能力者の哀しみ"、"マイノリティーの叫び"(アイスマンの家族とのエピソードには胸塞がれる思いがする)。オマケに今回の戦いも決して"正義"の戦いなんかじゃない。あくまでも自らの存亡を賭けた戦い。戦うことでそれが報われるわけでもない。そう、彼らは決して"ヒーロー"なんかじゃない。そんな"哀しみの戦士たち"の戦いぶりが、よく練られた脚本の中でしっかりと描かれている。そう、個々のエピソードは上手く描かれているんだよね。だけど、それぞれのエピソードの噛み合わせがどうもしっくりこないために、どうも流れるような展開になっているとは言い難く、時には冗長さ、散漫さを感じてしまい、途中でダレてしまったのが非常に残念だ。そうなると、2時間15分という上映時間は長過ぎるし、もっとコンパクトにまとめてくれればという気持ちになってしまった。だから、本来ならグッときてもおかしくないラストのジーン・グレイの行動にしても、あんまり心に響いてこなかったというのが正直なところ。大好きな監督の作品だけに、もっともっと完成度の高い作品を望んでしまうのだ。
 ちなみに今回のメインはウルヴァリン(彼の過去についてもある程度分かったしね)とジーン・グレイのはずなのに、いくらアカデミー女優だからといって、妙に垢抜けた(笑)ストームが宣伝では前面に押し出されているのって「オイオイ、違うだろう。」とツッコミを入れてしまいたくなったりして(笑)。↑のチラシなんて、どこをどう見てもジーン・グレイがいないんですけど・・・(汗)。

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