ビッグ・リボウスキ
「人生は最高におもしろい」
「ファーゴ」に続いてまたまた誘拐をテーマにしたコーエン兄弟の作品。
今度の舞台は湾岸戦争の頃のL.A.。無職でボーリング以外することもなく、日々気ままに暮らす"デュード"ことジェフ・リボウスキが主人公。
そんなある日、彼の家に2人組のチンピラが乱入して女房の借りた金を返せと部屋中荒らし回る。どうやら彼を同姓同名の大富豪と間違えたらしい。彼の大事な絨毯に小便までされちゃって気がおさまらないデュード、絨毯を弁償させようと大富豪のリボウスキ氏のお屋敷に乗りこんでいくが、これが大いなる災厄の始まり・・・。
リボウスキ氏の若い妻バニーが誘拐されて氏からその捜索を依頼されるわ、実は誘拐はバニーの仕組んだ偽装誘拐だわ、おまけにボーリング仲間のウォルターが身代金を横取りしようとして暴走するわで、事件はますますややこしくなっていく。そんな人間のドタバタ劇を可笑しくも滑稽に描くコーエン兄弟の手腕、お見事!
また、「ファーゴ」同様、登場人物がこれまたイカしている。デュード役のジェフ・ブリッジズ、なんともだらしなく冴えないオッサンを好演(?)。ボーリング仲間のウォルターにジョン・グッドマン。ベトナム戦争帰りで、過激でキレやすい性格。彼がかなりこの事件を面白おかしく引っ掻き回してくれる。「ラルフ1世はアメリカン」や「夢を生きた男〜ベイブ」とは全然違うキャラで、この人もかなり懐の深い俳優だと認識した。そして、もう1人のボーリング仲間、ダニーに我らがスティーブ・ブシェーミ(^^)。今回はなんとも間が悪く、会話に入れてもらえないチョット情けない男。それでも美味しいところをしっかり持っていくところはさすがだね。
それにしても、作品のなかでフィーチュアされるボーリング、なんかイイ感じ。