バースデイ・ガール

 「騙されてはいけない!彼女の"誕生日"の微笑みに。」
 まじめ一本やりの孤独で物腰柔らかな銀行員ジョンは。ある日彼は自分の人生を変える決心をする。ホームページ「ロシアから愛をこめて」のメール・オーダー花嫁の注文だ。アエロフロートに乗ってやって来た花嫁ナディアはカタログに保証されていたにも関わらず英語をまったく話せない。何もかもが合点のいかないジョンだったが、一度ベッドに入ると一転、彼女の虜に。平穏で愛に溢れた生活が始まったかのように思えたが、ナディアの誕生日に、突然彼女の友人と称する2人の男が現れる。ナディアは一体何者なのか、そして男たちの真の狙いは・・・。
 イギリスを舞台としたアメリカ映画。ロシアからのメール・オーダー花嫁(こんなシステムがホントにあるのかしら?)が実は・・・。という設定がなかなかユニークな、コメディっぽさ、サスペンスっぽさも持ち合わせた作品だ。
 主演のニコール・キッドマン、正直なところ今まで彼女にはなんの興味もなかった。しかし「アザーズ」 での子供たちを気丈に守ろうとする繊細な母親役の演技で認識を改め、俄然彼女に対する興味がわいてきた。そういったプラスの視点から観ると、ロシア人に見えるかどうかはともかく(笑)、このメール・オーダー花嫁ナディアを演じる彼女、その仕草や物腰が結構コケティッシュでキュートに見えてきたりして(笑)。結局どういう視点で観るかで俳優や映画に対する感じ方なんて変わってくるってことなんだよね。そんなナディアが最初はジョンを騙してやろうという魂胆なのが、ジョンと触れ合ううちに徐々に変わっていく様子をニコール・キッドマンは上手く演じていると思う(いきなり空港からジョンの家に向かう途中でゲ○吐いちゃうって、彼女にこんなことやらせちゃうのもスゴイけど(笑))。ラストの持っていき方も、どういう暮らしが待っているかという現実的な見方をしちゃうとあれだけど、将来に対する希望的なものも感じられる手法になっているし。
 一方、実はあたしがニコール以上に目当てにしていたのがマチュー・カソビッツとヴァンサン・カッセルのフランス人俳優ふたり。こいつらもロシア人に見えないだろ〜!というツッコミはさておき(笑)、流暢なロシア語を駆使するマチューがなんだか可愛らしい(笑)。もっとも、期待していた割には彼らの絡みがなんか中途半端で、この辺がもっとハジけていたらもっともっと面白い作品になっていたのにな〜と、そこが残念。ある意味超豪華キャストなんだから、使い方が勿体ない。あとジョン役のベン・チャップリン、スイマセン、この人のことはよく知りませんです(汗)。でも、こういう真面目だけが取り得の奴っているよね〜。例えばあたしみたいに(大嘘)。

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