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フロム・ダスク・ティル・ドーン2&3

 「俺たちは待っていたぜ!」
 何を待ってたんだよ!?という突っ込みはさておき、タランティーノ&ロドリゲスのバイオレンス・ホラー作「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のパート2&3が一挙公開されることになった。監督では参加してないんだけど、製作総指揮で彼らが関わっているというので迷わず観に行った。その割には映画館ガラガラだったけどさ。
 まずパート2だが、こちらはパート1の後日談とでもいおうか。ゲッコー兄弟が「ティティ・ツイスター」で体験した惨劇が忘れ去られた頃、強盗家業から足を洗ったはずのバックは、脱走したかつての仲間ルーサーから銀行襲撃の話を持ちかけられる。しかし、ルーサーはフラリと立ち寄った「ティティ・ツイスター」でヴァンパイアの餌食となり、今度はルーサー自身がバックの仲間を餌食にして、バック以外はみ〜んなヴァンパイア。一人残されたバックは、敵役のローソン保安官と生き残りをかけて手を組むことに。果たして、バックはこの決戦に生き残ることができるのか・・・。
 う〜ん、ストーリーなしのハチャメチャさは相変わらずだ。ヴァンパイア描写もパート1よりもエグくなっているし、戦闘シーンも結構パワーアップしてるかも。しっかりゲッコー兄弟に父親を殺された保安官助手なんていうのを出演させて、パート1との繋がりを示唆しているところや、皆既日食という設定でヴァンパイアの弱点である日光をオミットして、ヴァンパイアに屋外で思いっきり暴れさせているところにニヤリとさせられる。でもね〜、やっぱキャラが弱いんだよね。ロバート・パトリックは結構クールだけど、ジョージ・クルーニーのクールさにはかなわないし、タランティーノのようなぶち切れたキャラがいないのも残念。これはパート3にもいえること。
 パート3は、パート1で登場したヴァンパイア・クイーン、"地獄のサンタニコ"の誕生篇ということになるらしい。時代は一気に遡って、1900年代初頭、西部開拓時代のメキシコが舞台。絞首刑を受ける強盗団の首領ジョニーは、危ういところを逃れ、処刑人の娘エスメラルダを連れて脱出に成功。一方、作家のアンブロス・ビアスとニューリー神父夫妻は、道中をジョニーたちに襲われ、「ティティ・ツイスター」へ逃げ延びる。そこへジョニーたちの一団とジョニーを追う処刑人の一団が現れたとき、突如「ティティ・ツイスター」のバーテンや売春婦たちがヴァンパイアと化し、その場にいる人間たちを次々と餌食にし、ジョニーたちと死闘を繰り広げる。そして、死闘の果てにジョニーたちはヴァンパイアの女王"地獄のサンタニコ"の誕生を目撃することに・・・。
 話としては、この話があって、パート1に繋がっていくという構成になるのかな。こちらもパート2同様、ハチャメチャなのは変わらない。サンタニコを誕生させないために娘のエスメラルダを厳しく育てる処刑人、なんていう伏線があったり、パート1のように神父を登場させたりと(しかもこちらもしっかりヴァンパイアの餌食になってるし)、工夫の跡は見られるよね。あと、エンド・ロールが終わった後にしっかりオマケを入れているところもイイ感じ。まあ、だからといって、パート1を超えてるとは思わないけど。この辺が2作目3作目の難しいところ。
 それから、一番笑ったのは、パート1に引き続き、両作品にダニー・トレホをバーテン役でしっかり出演させている点。彼って美味しすぎだよ(笑)。

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