ファイト・クラブ

 「危害、破壊、石鹸。」
 ご存知、「セブン」「ゲーム」のデイビッド・フィンチャー監督作品。この作品も両作品同様、映像がイカしている。
 最近退屈な日常に不満を持ち、不眠症に悩まされるジャック。ある日出張で留守中の彼の部屋がガス爆発で粉々に吹き飛んでしまう。行き場のなくなった彼は、たまたま飛行機の中で知り合った石鹸売りのタイラーの部屋へ転がり込む。やがて彼らは"ファイト・クラブ"という男たちの社交クラブを作る。最初は単なる男同士、素手で殴り合う集団だったこの"ファイト・クラブ"、徐々に危険な秘密結社のような体をなしていく・・・。
 この作品、実はある秘密が隠されている。観ている途中で気付いたけど、タイラーに"Don't talk about Fight Club!"って言われてるんで、言えません(^^;)。でも、結局ジャック同様、きっと誰しもあのような"心の闇"を持っているんだろうな。そういう意味では人間の"ダーク・サイド"を描いた作品ともいえるのでは。
 また、きっとブラピ主演作品という括りで語られるのだろうけど、ブラピ・ファンの方ゴメンナサイ。私にとってはブラピはあくまでも脇役。これはエドワート・ノートンによる、エドワート・ノートンのための作品です。「真実の行方」でリチャード・ギアを喰ってしまって強烈な印象を残した彼、今回も完全にブラピを喰っている。彼のトボケた顔してあの抜群の演技力にはもはや脱帽。ファイト・シーンはかなり過激だったりして、目を背けたくなるかもしれないけど、ノートンの演技を観るだけでも価値があると思うよ。
 そうそう、ロック・ミュージシャンのミート・ローフも"ファイト・クラブ"に参加する、胸の大きい女性的な太った男性役で出演している。オープニングのクレジットで名前を見つけて"まさか"と思ったし、髪を短くしているから最初分からなかったんだけど、やっぱり彼でした(^^)。

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