ハリー、見知らぬ友人
「どこのだれかは知らないけれど、あなたのそばにもきっといる。」
ある夏の日、妻子とともに別荘へと車を走らせるミシェルは、サービスエリアで奇妙な男に遭遇する。ミシェルには記憶がないのだけれど、彼は元同級生のハリーと名乗る。再会を祝して一緒の時間を過ごそうと提案するハリー、夕食の時間にハリーはミシェルが高校時代に書いた詩をそらで暗唱し、絶賛する。そのときをきっかけとしてミシェルの中の創作欲が再燃し、彼の才能の開花を願うハリーの、とっても親切で危険な"おせっかい"が始まる・・・。
"ハリー"といっても、"ハリー・ジェイムズ"ぢゃないのよって、内輪ネタはともかく(^^;)、このハリーの"おせっかい"が怖い。故障したミシェルの車の代わりに新車をプレゼントするというのはまだしも(って、これもかなりきてるよね〜)、ミシェルの創作活動の邪魔になりそうな両親、弟、そしてハリー自身のガールフレンドまで殺っちゃって、挙句の果てにミシェルの妻子まで手にかけようとする(ミシェルに「僕はクレールを殺るから、君は子どもを頼む。」って、唐突過ぎ)、「なんでそうなるの!?」って、思はず欽ちゃんのセリフが口をついて出ちゃった(^^)。だいたいさ〜、ミシェルの詩がそれほどのもんか!?
とはいえ、ハリーにとっては、ミシェルの詩がかけがえのないものなんだ、という視点に立てば、ミシェルのために何でも直接的な方法で片を付けようとする気持ちなんだろうけど、やっぱり常軌を逸してるよね。そもそも、サービスエリアのトイレでの登場の仕方からしてなんか変だし。後半、だんだんハリーが壊れていくさまなんて、ドラマティックに描かれない分怖いもん。でも、なんかこ〜ゆ〜本人には悪気のない"おせっかい"な人っていそうだよね。それだけに怖い。
ところで、二人の出会いって偶然だったのかな?それとも・・・。もしかしたら、あそこで出会ったのがミシェルじゃなくてほかの同級生だったら、そっちが"おせっかい"の標的になってたとか。う〜ん、だんだん訳分んなくなってきたぞ。やっぱ、難しく考えるのはやめよう、そう、ハリーみたいにね(^^)。