不思議惑星キン・ザ・ザ

 「地球よ、おまえは遠かった。」
 妻に頼まれ夕飯の買い物に街へ出たマシコフ、そこに「あの人がヘンなことを言ってます。」と学生ゲテバンが助けを求めてきた。浮浪者のようなその男は自分は他の惑星から来た者で、自分の惑星に帰りたいと話す。そんな話は信じられないマシコフは、男が持っていた"空間移動装置"のボタンを押してしまう。次の瞬間、マシコフとゲテバンは砂漠のど真ん中に。そこは地球ではなくキン・ザ・ザ星雲にある惑星プリュクだった・・・。
 旧ソ連が1986年に作成した超カルトSFムービー。今回再上映されることになり、チラシなどからは面白そうな雰囲気が感じられたものだから、一体どんな感じなんじゃ?と興味津々で観に行った。そしたらビックリ。場内満員御礼状態。皆さん思いは同じなのね〜(^^)。
 肝心の作品は、これがもうのっけから爆笑の連続。"空間移動装置"のボタンを押した瞬間に砂漠のど真ん中なんて、かなりベタな展開なんだけどなんだか笑える。オマケにこの星、言葉が"カツェ(=マッチ)"、"エツィロップ(=権力者)"、その他何語か以外はすべて"ク〜"で表現ができてしまうというのがスゴイ(^^)。劇場窓口で入場の祭に"ク〜"をするとプレゼントが貰えたんだけど、小心者のあたしにはさすがにできなかったわ(^^;)。
 物語はなんとか地球に戻ろうと奮闘するマシコフとゲテバンと、プリュクの住人のふたりの(地球人から見ての)宇宙人(彼らのキャラがまたイカしてるんだよね〜)との友情みたいなものも絡ませながら2時間半飽きさせずに引っ張っていくわけだけど、これって究極のおバカ映画だよね。
 そしてラスト、無事に地球に戻ったふたりが再会を果たすシーン、これがまた大爆笑。ナルホド、あれに思わず"ク〜"って反応してしまたのね。後味スッキリで劇場を後にできました。それにしても、15年も前にこんな作品を世に送り出していた旧ソ連、恐るべしだ。さあ皆さんご一緒に、"ク〜"(爆)。

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