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僕たちのアナ・バナナ
〜Keeping the Faith〜

 「幼なじみ・・・眠っていた恋が目を覚ます。」
 あの"天才俳優"エドワード・ノートン初監督・主演作品にして、第13回東京国際映画祭コンペティション公式参加作品。ちなみに優秀脚本賞を受賞した。
 舞台はニューヨーク、幼なじみのジェイク、ブライアン、アナ。いつも一緒の3人だったが、父親の転勤でアナはカリフォルニアに引っ越してしまった。
 月日は流れ、ジェイクはユダヤ教のラビに、ブライアンはカトリックの神父になっていた。それでも彼らの心にはいつもアナがいた。今までで一番ステキな娘はアナだと。そんなある日、突然アナからの電話。仕事でしばらくニューヨークに滞在するという。彼女との16年ぶりの再会に胸躍らせる2人だったが、なんせ彼らは聖職者。彼女を愛してはイケナイ!悩みに悩む2人。一方仕事一筋だったアナも、彼らと再会してから心の中で何かが変わろうとしていた。さあ、彼らにとって大切なものは?
 一言でいうと、観終わってとってもハッピーな気持ちになれるラブ・コメ。男女の三角関係を描くとなると、ややもするとドロドロしたものになりそうだけど、とりたてて大きな事件が起きるわけでもなく物語は進んでいく。それでもまったく飽きさせることなく最後まで引っ張る脚本が秀逸。優秀脚本賞受賞というのは頷ける出来映えだ。また、男2人の設定を聖職者としたのはGood!昔好きだった娘がメチャクチャ綺麗になって戻ってきたというのに、聖職者故に彼女を愛することが許されないっていうのが単なるラブ・コメとは一味違うかな、と(ラブ・コメって殆ど見たことがないんでよく分からんが)。それと、聖職者故に最後彼女を取られても祝福できるのかしらん?ちなみに、"アナ・バナナ"の由来は、モチロン決してアナの姓ではなくて、アメリカ人の子どもなら誰もが遊んだことのある言葉遊び歌だそうな。決まった歌詞があるわけではなく、名前によって韻を踏んで歌うのでAnnaならBanana、VickyならTrickyという具合。オトコのコたちは「アナ大好き!」と言うかわりに、からかい半分、愛情たっぷりに"アナ・バナナ"と呼んだというわけ。
 それから、オープニングでノートン演じるブライアンが酔っ払って場末のバーで回想するシーン、そのままラストまで持って行くと思ったら、途中で回想は終わり、そこからまた現在進行形で物語が進むという構成もよろしいんじゃないかな。
 それにしてもノートン、今までのどの出演作ともまったく違う顔を観せてくれて、またまた変幻自在ぶりを発揮してくれましたな。スゲ〜!今回は特にアナが実はジェイクを愛していると告白されたときに見せる間抜けヅラが気に入った。
 あと、アナの会社の隣のビルの窓ガラスが逆マジック・ミラーだったとはね(爆)。ちなみに、隣のビルで"昼下がりの情事"に勤しんでいる彼は、アナ役のジェナ・エルフマンの実夫、ボーディ・エルフマン氏だそうな(^^)。
 ただし、これまた邦題はサイテー。ケヴィンの「私が愛したギャングスター」よりもっとヒドイ、ヒドすぎる(怒)。

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