プリシラ
3人のドラッグ・クイーン(女装のゲイ)がバスに乗って大都会シドニーから、オーストラリア中部、砂漠の真ん中にあるリゾート地でショウをするため8,000キロの旅をするロード・ムービー。"プリシラ"というのは、彼らが移動のために調達してきたバスに名付けた名前。50代のバーナデット、30代のミッチ、20代のフェリシアの年齢も経験も異なる3人が、途中、小さな町でのゲイへの偏見、アボリジニ(オーストラリアの原住民)との意気投合、砂漠の真ん中でのバスの故障など、冒険を重ねていく。そこには、バーナデットの恋、ミッチの別れた妻子との涙の再会、様々な経験を経て一回り大きくなるフェリシアの姿なんかも描かれている。
なんといっても、3人のドラッグ・クイーン、彼女たち(あへて彼女と呼ばせてもらおう)がなんともカワイイ。確かにメイクや衣装はメチャ派手だし、画面に映し出される顔はスゴイものがあるけど、全体の身のこなしや言葉遣いなどがなんとも愛すべきキャラクターを作り出している。
また、彼女たちのショウのBGMとして使われるABBAやVillege Peopleなどの70年代のディスコ・ミュージックがなんともイカしている。
そして、エンド・ロールが流れ終わった後にしっかり用意された"オチ"も含めて、もう完璧!お見事!としかいいようのない、観終わってスカッとするまさに会心作といっていいだろう。