ギフト
「"超感覚(ギフト)"を与えられた彼女だけが、この事件を解き明かす」
占い師のアニーが悪夢にうなされると、いつも恐ろしい事件が起きる。彼女は人の運命を見抜く特別な能力を持っていた。ある日、富豪の娘ジェシカの失踪事件が起こり、アニーは彼女の行方を占う。アニーの脳裏に浮かんだ血なまぐさい殺人現場の光景。"ジェシカはもう殺されている!"やがて、その悪夢のままに彼女の死体が発見され、真相に近づくにつれ、アニーの身にも危険が・・・。そして、彼女が見た"真実"とは!?
"鬼才"サム・ライミ監督が贈るミステリアス・ムービー。ところどころ"ビクッ"とさせる場面も出てくるが、恐怖感を感じるわけでもなく、決してホラーではないと思う(個人的には、"普通"の人間が壊れていく様を描いた「シンプル・プラン」 の方がよっぽど怖い)。また、ミステリーにおける"最も怪しくない奴が犯人である"という法則どおりの展開で、途中で真犯人が誰か気付いてしまうくらいだから、"フー・ダニット"ものでもないよね。また、「デッド・ゾーン」 のように、"超能力者の哀しみ"を描いた作品でもなく、これは、"ギフト"を与えられた女性が、その力を恨むことなく、その力といかに折り合いをつけて生きていくか、というところを描いていると言っていいのでは?それを彼女の周囲で起こる"事件"を絡めつつ、サム・ライミ監督が最後まで飽きさせることなく引っ張っていっている。この辺の展開の仕方は流石に上手い。
ちなみにこの作品で、キアヌ・リーブスがアニーに付きまとう、髭面の暴力的な男性を演じているんだけど、結構ハマっていて、もしかしたら今後の彼の新境地になるかも!?