キング・イズ・アライヴ

 「生き残れ」
 灼熱の砂漠で、南の街エメラルド・シティを目指して走るバス。しかし、バスのコンパスは故障し、ガソリンも切れてゴーストタウンに閉じ込められた11人の乗客たち。1人の男性が助けを呼びに行くことになり、助けを待つ間シェイクスピアの「リア王」を演じることに。しかし、渇きと砂に苛まれ、徐々に感情のコントロールを失っていく。果たして彼らの運命は・・・?
 なんでこの作品を観たかというと、ロマーヌ・ボーランジェが出演しているから、というのと、極限状況での優れた心理描写という何かの評価を聞いたから。
 ストーリーに関しては、「CUBE」とか「蠅の王」のような展開を期待していたもので、チョッと肩透かしを食らった感じがした。また、「リア王」についても良く知らないので何故ここでリア王?というのがあって、その点がね〜。
 でも、広大な砂漠と抜けるような青空の映像の下(これがかなり効果的)、ジワジワと極限状況に追い込まれる乗客の心理状態が派手さはないけどよ〜く描き出されている、そんなところに好感が持てた。で、気が付いたら2度続けて観てしまっていた。実はこの作品、麻薬のような効果があるのかも(^^;)。
 そしてボーランジェ。今回も極限状況の中、決して強くはないからめげてしまうんだけど、それでも生きようとする女性をしっかり演じていた。憂いのある表情の彼女がなんともいえず、思わず抱きしめてあげたい、そんな気持ちにさせられた。彼女って、思いっきりタイプなんだよね〜(^^)。あと、砂漠が舞台ということで、砂まみれのボーランジェという珍しいものも観られたな〜、なんて(^^)。

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