マッリの種
「生命が ある」
マッリは19才。インド南部のゲリラキャンプ暮らし。命を犠牲にすることが名誉であり当然の責務とされる世界に生き、組織のためなら殺人すらいとわず実行する。そんな彼女が"VIP"を暗殺するための人間爆弾に指名された。暗殺任務を遂行するための場所へと向かうマッリ。身分を偽って投宿した農家での老人との触れ合いの中で人生には迷いや混乱があるということを知り、確実に変わっていくマッリの心。テロリストとして揺るがぬ信念をもったマッリが、生まれて初めて自らの意思で選択した未来とは・・・。
1991年の少女の自爆テロによるラジブ・ガンジー首相暗殺のエピソードに基づき、また同年の湾岸戦争をきっかけに作られたという本作、外の世界をまったく知らない生まれながらにしてのテロリスト、"殺人機械(KILLING
MACHINE)"であるマッリが、外の"普通"の世界を知ることによってどのように変わっていくのか、そして結末は上記のエピソードの通りになるのかという点に興味があったわけなんだけど・・・。
ゴメン、正直に言います。途中で意識が何度も遠のきました(汗)。確かに映像は綺麗だし、常にマッリの息遣いが聴こえてくる生々しさ、プラスチック爆弾のベルトを腰に巻き、何度も自爆に向けてのリハーサルを行なうシーンなどにはある種の戦慄すら覚えたけど、いかんせん展開が単調すぎる(というか、完全に頭の中が平和ボケして、このような状況に想像力が追いつかないあたしが悪いんだろうけど)。だから、肝心の農家でのシーンが断片的にしか頭の中に入ってこなくて(なんか種を蒔くシーンがあったのは朧気ながら覚えてるけど・・・。これが邦題に活かされてるのね。そういや、初日プレゼントで花の種貰ったっけ)、気が付いたら自爆テロ決行の日。これじゃあ彼女に感情移入をしろって方が無理。ホントだったらラストで自爆スイッチに手をかけたマッリの揺れる気持ちに何らかの思いを抱いてもおかしくはないんだろうけど、今回はそれすらできませんでした。なんか期待が大きかっただけに、落胆の度合いも大きくて。いくら退屈だからといって途中で寝ちゃダメだねこりゃ。