ミリオンダラー・ホテル
二人の想いは「天使の街」を翔んだ。
主人公のトムトムが"ミリオンダラー・ホテル"の屋上から飛ぶシーンから物語は始まり、そこから過去へ時間は遡る。
L.A.のダウンタウンにそびえ立つ"ミリオンダラー・ホテル"。そこで起こったトムトムの親友イジーの死。それをきっかけとして巡りあったホテルの住人トムトムとエロイーズ。物語は、トムトムがエロイーズに捧げる"無償の愛"、イジーの死の謎、そしてそれに一癖も二癖もあるホテルの住人たちを絡ませて進んで行く。
話の展開が些か分かりにくいという気もするが、映像や、画面から伝わってくる雰囲気が結構私好みかも。一方、オツムが少し弱いが(ホントにそうなのか、結局最後まで分からなかった)繊細で純粋なトムトムがエロイーズに捧げる"無償の愛"、これに共感できるかどうかについては、果たしてあれを"愛"と呼んでいいのかどうか、結局結論は出せずじまいだった。それでも、ラストではエンディング・テーマのボノの歌声とともに胸をギュ〜っと締め付けられる、そんな気がした。
また、ホテルに住みつく住人たちがこれまた個性的というか、胡散臭い(特に、自分を元THE BEATLESのメンバーだと思い込んでいるピーター・ストーメアが秀逸)。そして、イジー役でティム・ロスが完全ノー・クレジットで出演しており、これがまた存在感があるんだな。