燃ゆる月

 「この想い、伝説になる」
 遙か昔、太古から神が宿る神山のふもとに暮らすメ族とファサン族。両部族の争いに敗れたメ族は荒野へ追いやられ、部族再生の日を待ち望む・・・。それから数百年、ふたつの部族の運命に背くまま愛し合ったハンとスの間にピが生まれる。メ族にとって神山の災いを断つ唯一の手段はピの血によって天剣を手にすること。メ族の女族長であるスは、ピを生贄にすることを誓う。そんなメ族の追っ手から逃れてピはファサン族として育てられ、成長していく。そして、ついに天剣が目覚める月食(燃ゆる月)が近づき、ピにメ族の影が忍び寄る。天剣の脅威を感じた神山の精霊は、ピを呼び寄せようとするのだった・・・。
 英題を「The Legend Of Gingko」 と題し、扱いとしては「銀杏のベッド」 の関連作品(そういや「THE GINGKO BED:Episode2」と言われているようだ)になるらしいのだが、何せ、「銀杏のベッド」 が「・・・。」な作品だっただけに、過度の期待は禁物ということで劇場に向かう。
 そりゃ確かに「シュリ」 の倍以上の制作費をかけたというだけあって、スケールとかアクションとか映像とかそれなりのものはあるというのは間違いない。でもね、やっぱりでもね、脚本がね・・・。太古の時代からの部族の争いを軸にして、そこに神話的なもの、一族の"血"、ロマンス、愛、友情、怨念、憎しみを織り交ぜていくものの、展開が散漫だし、前後の繋がりが分かりにくい。だから、ストーリーに引き込まれるということもないし、登場人物に感情移入もできない。個々のキャラがどうも上手く噛み合ってないんじゃないのかな?特にラスト、あたしにはあのラストの持つ意味が理解できませんでした。ピが神山に呼ばれたというのは分かるんだけど、じゃあタンは?ジョクは?ヨンは?なんかすごい消化不良って感じ。"伝説"、"神話"だからこれでいいのか?いや、んなわけないだろ!最近劇場で観た韓国映画には「これ!」というものがなくて、欲求不満状態。まあ、ヨンを演じるキム・ユンジンはやっぱり綺麗というか、セクシーというか、彼女の魅力を堪能できただけで良しとするか(爆)。そういや、ピを演じるチェ・ジンシルって、hiroに似てないかい?

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