ニュー・イヤーズ・デイ〜約束の日〜
「ぼくたちが大人になれない、12の理由」
イギリス南部に住む17歳のジェイクとスティーヴン。彼らは年末にクラスメートとスキー旅行に出かけるが、そこで雪崩事故に巻き込まれ、生き残ったのは彼らふたりだけ。一瞬にしてすべてを失ってしまった彼ら。その日は奇しくも1年の始まりを告げる"ニュー・イヤーズ・デイ"。彼らは生きる希望を失って一度は"死"を決意するが、スティーヴンの奇妙な提案、自分たちに「12の課題」を課し、それを遂行して1年後の"ニュー・イヤーズ・デイ"に死のうという提案を受け入れ、この「12の課題」を遂行しようという約束を交わす。そこから彼らの成長が始まるのだが、期限の1年後はもうすぐそこに・・・。
う〜ん、いかにもイギリス映画らしい秀作といえばいいのかな。主演のふたりがワルなんだけどなんだか憎めない。きっと彼らの演技がとっても瑞々しくて(一瞬にして大切なものを失ってしまった痛みも十分に伝わってきたし)、感情移入が容易だったからなんだろうな〜。これって「シーズンチケット」のときとおんなじ(モチロン、"死"をテーマにしていないだけに観終わった後の爽快感はこっちの方が断然上だけどね)。そして奇妙な「12の課題」。これがまたユニーク。でも、なぜこれを課題として選んだかということを知ればユニークだとも言ってられない。これにはいろんな思いがギッシリ詰まっているのだ。
また、泣かせどころもしっかりあって、ジェイクがクリスマス・イブに亡くなったガールフレンドの家に行き、スキー旅行のときの写真を彼女の両親に渡すシーン、これにはグッときたね。今までずっと渡すことを躊躇していたジェイクの気持ち、なんだか分かるような気がする。
そしてとうとう迎えた1年後の"ニュー・イヤーズ・デイ"。いろいろ経験してきた彼らが最後に選んだ道はなんとも微笑ましい。