シリアル・ラヴァー
「カレ・・・死んじゃった・・・」
クレール、35歳独身。超モテモテ。現在3人の男性から求婚されている。どの男性も一長一短あって相手を誰にしたらいいか決めかねた彼女は、3人(+求婚していないけど彼女に惚れてるリュイチ)をディナーに招き、その席で相手を決めようと思った。そんな無謀なディナー、招かれた3人は面白くない。なんとも気まずい雰囲気でディナーは進み、そして・・・。
もうお約束のドミノ倒し的展開で男たちが死んでいく。最初の男ははキッチンで後ろから彼女に悪戯しようとして、振り返った彼女が手に持っていた肉切ナイフで胸を一突き。目にはレモンスライス、下はトランクスに靴下という格好がなんともカッチョ悪い。続いてはバスルームで、飛び散った鏡の破片全身に突き刺さってこれまた絶命。そして、これを目の当たりにした最後の男は別室に逃げ込んで警察に電話しようとしたら、ドアの向こうから彼女が引っ張った電話コードが顔、喉に巻き付いて(三味線屋の勇次かっつうの)窒息し、最後は振動で棚から落ちてきたスケート靴が脳天に突き刺さって昇天。ぜ〜んぶ事故なんだけど、それがみんなマヌケな死に様で、思わず笑ってしまう。すげ〜ブラックだよな。
このハチャメチャな状況をどう収束させるのかと思ったら、冒頭に出てきた逃走中の強盗(こいつらがまたマヌケというか、いい味出してるんだ。「6番目はないぞ!」ってセリフ、大笑い)と、それを追う刑事、そしてクレールの妹を程よく絡ませて、事態はさらにグチャグチャに。もういい意味で訳分からんぞ(^^)。
そして、ラスト、彼女の行いを最初からすべて見抜いていた刑事とクレールが二人きりで踊るシーンを観つつ、「このまま終わったら勿体ない。絶対にもう一ひねりあるだろう。」と思っていたら、やってくれました。予想通りのかなりベタなオチ(爆)。もうこれはこの展開じゃないと収まりがつかないでしょ、ということで、大いに笑わせてもらいました。こんなに無神経に人を殺してけしからん!なんていうお利口さんは観なくていいけど、おバカでブラックな作品を好む人には結構オススメ度高しの作品かも。