ストーリーテリング

 「君も悲惨か!?だったら泣け!」
 <フィクション>・・・障害者のカレ氏マーカスとピューリッツァー賞作家である黒人のスコット教授をめぐる女子大生ヴァイ("USA FOR AFRICA"のTシャツがこれまたオシャレ(笑))の目くるめく性の世界。
 <ノンフィクション>・・・長男スクービー、次男ブレイディ、三男マイキーを抱えたリビングストン家の受難。
 この作品は、上記の2部構成で、現在の"病めるアメリカ"の病巣を徹底的に抉り出したかなり強烈なアクの強さを持つ、間違いなく万人受けすることのない作品だ。
 それにしても、この作品にはいわゆる"マトモな"人間などひとりも出てこない。ハッキリ言ってみんな変。そんな中で、人種、障害、性、学歴など、ありとあらゆるものに関する差別が皮肉的なタッチで描かれる。「なにが自由の国、アメリカじゃ!この国はぢつは差別大国なんぢゃ〜!」な〜んて言う、トッド・ソロンズ監督の呟きが聞えてきそう。とにかくブラック・ユーモア度かなり強しの作品でしょう。アメリカでこんな作品を撮っちゃうって実はトンでもないことなんじゃなかろうか?てなわけで、思いっきり好き嫌いが分かれるだろうね。ところで、「Ni○g○r fxxk me hard!」な〜んて、アメリカで"ピー"音なしに上映できたのかね? 

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