ソードフィッシュ

 「全米が、ハメられた。」
 オープニングでいきなりの銀行篭城シーンと大爆発。そこから遡ること4日前、数年前までは"世界一のハッカー"として名を馳せたスタンリー。しかしある事件を起こして逮捕されてからは、妻子とも別れ、退屈な日々を送っていた。そんな彼のもとにジンジャーと名乗る美女が近づき、80年代初めに麻薬取締局(通称DEA)が実行した麻薬資金の流れをつかむという極秘の作戦"ソードフィッシュ"実行中に生み出された、政府の不正な闇資金をコンピュータ回線で奪うという話を持ちかける。彼女のボス、ガブリエルの元へ連れて行かれ、結局その作戦に乗るスタンリー。しかし、事態はスタンリーの予想を裏切る形で進んでいく・・・。
 まずは冒頭の爆発シーンが凄まじい。「マトリックス」 でも使われた技術の応用だとか。映像という意味では、これだけでも一見の価値はあると思う。でも、ストーリーとしてはどうなんだろ?こういうサスペンス作品って好きだからいいんだけど、前宣伝で"ミスディレクション"という言葉が大々的に使われ過ぎたんじゃないかな。それだけに観客が逆に構えて観ちゃって、かえって"ミスディレクション"の効果が半減しているような、そんな気がする。「"ミスディレクション"ってそんなもん!?なんか肩透かし食らっちゃった。」みたいな。それとも、そうやって観客を煽って混乱させる意図があったとか?な〜んてことを考えること自体がハメられてるってことだったりして(考えすぎだな)。もっとも、それがなくてもよほどのことがない限り大物俳優は死なないというのが"ハリウッド"の法則(ホントかよ!?)だったりするわけで、それ考えるとラストは予想通りのオチだったけど。ある意味"どんでん返し"モノが世に溢れかえって感覚が麻痺しているだけに、この程度ではね・・・。
 一方、俳優たちの演技に目を移すと、ガブリエル役のジョン・トラボルタ。貫禄十分に悪役を演じている。「ラッキー・ナンバー」 のような小市民的なワルよりも、こういった正体不明なクールなワルの方がやっぱカッコいい。それに今回は「パルプ・フィクション」 のヴィンセント・ベガみたいな髪形だし。あの髪形大好き(^^)。それにジンジャー役のハル・ベリーもセクシーだしスタイルも抜群(って、何見とるんぢゃ!?)。そしてスタンリー役のヒュー・ジャックマン。彼ってこんなにハンサム・ガイだったのね。今回はガブリエルに最後まで振り回されるところがちょっとトホホだったりするけど、ハッキングするときの表情が生き生きとしていて◎。これで間違いなくますます女性ファンが増えるね(^^)。ひとつだけ不満があるとすれば、ヴィニー・ジョーンズの見せ場がほとんどなかったこと。最後バスから落ちて人質と一緒に爆発するシーンが唯一の見せ場じゃね〜。

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