ダウン
「それでもあなたは乗りますか?」
ニューヨーク、フロア数102、73基のエレベーター数を誇る最新鋭科学の粋を集めたハイテクビル"ミレニアム・ビル"。そのエレベーターで、原因を究明できない死亡事故が続出していた。整備に訪れたエレベーター技師マークは、このエレベーターに不審なものを感じ、取材にやってきた女性記者ジェニファーとともに、秘められた謎の解明に乗り出すが、事態は悪化の一途を辿っていく。そして彼らを待っていたのは、想像をはるかに超えた衝撃的な事実だった!
現代社会になくてはならないエレベーターが意思を持つかのごとく人を襲うという、なんともショッキングな設定のホラー。このエレベーターに襲われる描写がなんともエグイ。最初は妊婦が集団で閉じ込められてその中で集団出産だし、ドアに首を挟まれてそのまま落下してくる箱にギロチンみたいにクビをちょん切られたり、エレベーターに吸い込まれて一気に急上昇したかと思えば、突然投げ出されて窓ガラスを突き破ってそのまま地面に叩きつけられて即死とか、箱の底が抜けて落ちていったりと、これがホントにエレベーターに何かが憑り付いて、人間どもに復讐してやる〜ってオチだったりすると結構怖いかも。
でも、実際はそうではなく、このエレベーターが人を襲うという現象の原因が現代科学が生み出した"あるもの"、だというオチであることが分かって恐怖感がやや薄らいでしまったかな〜。とはいえ、逆に考えると現代科学では恣意的にこんなことまでできちゃうんだよということになってしまって、それはそれで怖いかも。一瞬エレベーターに乗りたくなくなっちゃったもん(笑)。なんせ、あたしってば幼児体験がトラウマになっていて、急降下とか全然ダメだし、ジェットコースターすら乗れない人だし(汗)。
ちなみに今回この作品を観たのは、ナオミ・ワッツが主演だという理由から。「マルホランド・ドライブ」 であれだけの魅力を発していた彼女が、こういう作品でどんな演技を見せてくれるのか、楽しみにしていた。でも、この作品ではいたって普通。やっぱ「マルホランド・ドライブ」 で彼女から感じられた妖艶なオーラみたいなものは、あの作品であったからこそだったのかもね。でも、この作品でも綺麗だから許す(爆)。
それにしても、いくら人を襲う"エレベーター"が主役だとはいえ、AEROSMITH の"Love In An Elevator" をエンディング・テーマに使うのってかなり安直な気がするぞ(苦笑)。