トマ@トマ
「ムズムズしてる?」
主人公のトマ・トマは、他人と直接コミュニケーションを取ることが怖くて、8年間も部屋から一歩も出ることができないという"広場恐怖症"だ。そんな彼が治療プログラムの一環として、メロディ、エヴァといった女の子たちと出会ったことから、トマの運命が思わぬ方向に進むこととなる・・・。
近未来を舞台としたロマンティック・ムービー。確かに主人公のトマ・トマが声だけの出演で、顔が一切出てこないという設定はユニークだ。また、この作品の中で描かれている、テレビ電話でのデートというものも、現在のネット全盛の世の中を思わせるものがあって、なんだか近未来の出来事とは思えなかったりして。こういうヴァーチャルな世の中って、便利なツールをあくまでもコミュニケーションの一つの手段として上手く使いこなせれば問題ないんだけど、そうじゃなく、それに依存するようになってしまうとチョット辛いものがあるかも。でも、なんか我々の将来って、トマ・トマのような、人との直接的なコミュニケーションを取るのが苦手な人間が増えていくような、そんな気がするな〜。今でさえ、そんな感じの人って多いじゃない?この作品を観ていると、そんなあたしたちの未来に対する一種の警鐘みたいなものが感じられるというのは穿った見方だろうか?