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トリプルX

 「この男、制御不能―。」
 トレードマークは首の後ろに彫ったアルファベットの"X"。アンダーグラウンドに生きるザンダーは、そこでカリスマ的な存在になったいた。しかし、ザンダーは国家安全保障局(NSA)から目をつけられ、これまでにない過激な世界へ導かれることになる。NSAはザンダーを捕獲して、かつて誰もなしえなかった、危険で過激な特別任務に就かせることを企んでいた・・・。
 久しぶりにアクション映画のニューヒーローが誕生したという趣の、何にも考えないでスカッと楽しめる作品だ。もっとも脚本というか、物語の展開はありがちだし、「オイオイ、んなわけね〜じゃん!」ってツッコミどころが満載なのも確か。結末なんかもいかにもアメリカ人が好みそうな感じの"アメリカ的"な終わり方だし。だけどこの作品みたいにそういうことをねじ伏せるくらいのパワー全開の作品であれば、そんなことは気にならない。
 まずヴィン・ディーゼルが演じるザンダーのキャクターがいい。シークレット・エージェントとしての自覚も信念も思想もないアウトローの飄々としたノリで過激なアクションを決めるところがイイ感じ。国家のためとか家族のためとか愛のためとか、そんなことではなく、今までの前科を帳消しにしてもらえるんならやっとくか、みたいな、ある意味いい加減というかお気楽モードでああいう危険な任務に飛び込んで行っちゃうんだからね〜。ここがアンダーグラウンドのカリスマ的存在のザンダーの面目躍如といったところか。それとルックス的にも普通マッチョなスキンヘッドっていったらかなりの強面だったりするんだけど、なんかキュートだったりするし(笑)。
 それと全編を貫くエクストリームなサントラ、これがまたハマっている。こういうアクション映画にはこういう音楽、みたいな感じで映画のノリに相乗効果を生み出す作用を果たしている。
 そして、ザンダーをエージェントとして雇うNSAのギボンズを演じるサミュエル・L・ジャクソンも、久しぶりにクールというかカッコいい雰囲気出してるし、この組み合わせで続編観てみたいな〜と思わせられた。でも、もうひとりのお目当てダニー・トレホ(ってゆうか、彼が出てるって聞いたから観に行ったという噂もあり)が、彼らしい役だけどあっさりやられちゃうのが残念だったりして(笑)。

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