ヤング・ブラッド

 「このバトルが、全米制覇!」
 "この"バトルって"どの"バトルだよ?って突っ込みはさておき、有名な「三銃士」、そしてダルタニアンの物語を、今までとは異なるアプローチ、すなわち、アクション全開のエンターテインメント作品として新たに構築した作品として位置付けていいのかな?
 あたしはティム・ロス(今度も悪役だ!)とスティーヴン・レイ目当てに観に行ったんだけど、ま、そりゃ確かに単純な娯楽大作として観る分には肩が凝らなくていいよ(観ながら結構楽しんでいた自分を発見しちゃったし)。でもね、肝腎のストーリー部分がもうしょ〜もない。単純で深みがないし。単純な娯楽大作に深みを求めちゃイカンと言われればそれまでだけどさ。
 それと、この作品の"売り"だったアクションにしても、別になんてこたぁ〜ない。香港スタイルのアクロバットらしいけど、この程度だったら(作品としては好きになれないけど)「グリーン・デスティニー」 の方がよっぽどスゴイ。ラスト近くの城の塔にぶら下がって格闘するシーンなんか、なんかダラ〜ンとした感じでマヌケに見えるし、ラストのダルタニアンとフェブルとの格闘も、見せ場なくあっさり終了って感じ。
 オマケに、お目当てのティム・ロスの悪役の描き方だって、全然深みがなく、はっきりいって今イチ。もっと冷酷に描いてくれればそれなりにカッコいいと思えたかもしれないのに。ティムの演技力が全く活かされてないよ。そして、もっと悲惨なのがスティーヴン・レイ。なんなの、あの存在感のなさは?別に彼が演らなくてもよかったぢゃん。何だか観ていて悲しくなってしまった(もう少し出演作は選ぼうね)。他にもカトリーヌ・ドヌーブとかミーナ・スバーリとか、キャストは豪華。でも、キャストだけではいい作品は撮れないということを見事に実証してくれた稀有な作品ということだ。ちなみに、ダルタニアン役のジャスティン・チェンバース、"ハリウッドの新星"なんてチラシに書いてあったけど、あたし的には「ROCK YOU!」 のヒース・レジャーの方がタイプです(笑)。あと、もうひとつ言わせて。なんだよ、この邦題は!?(怒)

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